マーケティングに興味がある方は、一度は「行動経済学」という言葉を聞いたことがありませんか?
「行動経済学ってなんやねん」「経済学とどうちがうねん」と感じている方も多いのではないでしょうか?
まずは結論からお伝えします!
行動経済学=『人って全然合理的じゃない!』
行動経済学と経済学の違い
行動経済学とは、経済学と心理学が融合した学問で、「人々が直感や感情によりどのような判断になり、その結果、経済や人々の幸福にどのような影響を及ぼすのか」を研究する学問です。
今まで、ビジネスの学問と言えば経済学が重要視されてきました。
経済学の視点では人は「正しく合理的な判断を下せる!」と大前提の上で成り立っています。
一方、行動経済学の視点は人では直感や感情を踏まえ「不合理で矛盾する行動を起こす!」理由を研究しています。
例えば、レストランとショップに行き山にロープウェイをに行く予定を立てた場合

めちゃくちゃ、スムーズで気持ちの良い予定です。
ですが、実際はどうでしょうか?

経済学では、合理的な視点だけで考えるので予定通りスケジュールが完結するのですが
行動経済学の場合は、ヒトの不合理な判断や、矛盾する行動なども踏まえ考えるので、上の図のように合理的にスケジュール完結できない、人間味のある行動も考量して考えます。
何故あの時、違うレストランに寄ったのか?
何故あの時、自販機でジュースを買ったのか?
何故あの時、自炊を断念してレストランで食事をとってしまったのか?
行動経済学の研究
行動経済学の研究では、私たちの「意思決定の方法」を解き明かそうとしているのです。
あなたはどっちを選びますか?

この2つ選択、あなたは「絶対にもらえる100万円」を選択したのではないでしょうか。
そうでないあなたは、変わり者ですね。一発当てたいギャンブラー気質ですね。
実は、これは損失回避バイアスと呼ばれ
必ずもらえる100万と分かっているなら、多くの方は100万円を損をしたくないと思ってしまいます。
2億円を狙ってもし0円になってしまったら・・・。考えたくもないですね。
一般的に多くの人にとって『利得の喜び』と『損失する悲しみ』を比べると、
『損失する悲しみ』のほうが大きく感じてしまいます。
なんと『損失の悲しみ』は『利得の喜び』の2倍以上と言う研究データまで。
このような形で、行動経済学では「意思決定の方法」を研究しており
投資、貯蓄、マーケティングなど、あらゆる経済分野で活用されています。
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